ごあいさつ

 

20世紀初頭に台頭した石油化学産業は、私たち人間の生活に豊かさや利便性をもたらしました。しかしその一方で、空気・水・土・食物などの環境汚染・人体汚染は加速度を増し、 深刻な状況と問題を投げかけています。

過去の歴史を見ても、水俣病・イタイイタイ病・カネミ油症・サリドマイドなど、 数々の公害・薬害事件は、まさに化学物質に起因する人体への影響の恐ろしさを 証明したものといえます。

 

最近は、従来の化学物質と違って、長期晩発影響をもたらし、次世代まで生殖系・神経系・免疫系に毒性を及ぼし続けていく、環境化学物質への不安が一層高まっています。

環境化学物質の体内曝露量を検出する、クロマトグラフィー(質量分析計)などの計量技術の飛躍的な進歩によって、環境 化学物質の人体への曝露実態が立証されました。

特に人は高感受期(受精3~8週目)に環境化学物質の深刻なダメージを受け、胎児期から長期的かつ、あと戻りのきかな い影響を受け続けていく可能性があることが分かりました。

従って、今こそ胎児や子供を基準とした環境化学物質のリスク評価と、環境予防医学の確立を急がなければなりません。

未来世代を担う大事な子供達を化学物質から守るために、どう対応したらいいのか無知と無関心ではすまされません。

特にお母さん方の考え方、対応の姿勢が重要になります。

 

これからは、化学物質の知識と予防医学の知識が最低不可欠な条件となってきます。

私どもNPO法人テラ21次世代は、研究者の化学物質や予防医学の知見や最新の情報を一般の方々へ分かりやすく、正しい知識を伝える”架け橋”の使命を担った、化学物質と環境予防医が宇野エキスパートです。

”今、何が起きているのか!”

次世代の子供たちと地球環境を守るため、その対策と予防を一人でも多くの方々に伝えて参りたいと思います。

 

NPO法人テラ21次世代

代表理事 立石光敏

【資格】
・日本予防医学会認定 予防医学指導士
・予防医学メンタルヘルス相談士

【所属団体】

・一般社団法人 日本予防医学会 会員

・ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議

・日本内分泌錯乱化学物質学会(環境ホルモン学会)

 

・環境健康学トランスレーターとして3年間活動(2008〜2011)

・その後、NPO法人テラ21次世代代表理事として「環境ホルモンの胎児・ヒトへの影響」についての講演を全国で行う

・現在、経験と知識をいかし予防医学研究家として次世代の子供たちや家族の健康、そして地球環境を守るために環境型予防医学の普及に努めている