市民講座の内容

 

 

◆市民講座の詳細

下記のような内容について、市民講座を開講しております。

※「環境化学物質の胎児・ヒトへの影響」

  • 化学物質の曝露形態
  • 環境と人体の汚染状況
  • 寒冷濃縮(Cold condensation)と生物濃縮(Bio condensation)
  • 野生動物の変異
  • 経気曝露について
    • 喫煙と副流煙の害
    • 揮発性有機化合物による室内空気汚染とシックハウス症候群
    • 柔軟剤・香料(陽イオン合成界面活性剤)の影響
  • 経皮曝露について
    • “今、化粧品が危ない”イギリス・エジンバラ生殖生物研究センター
    • リチャード・シャープ博士 フタル酸ジエチルヘキシル(DEHP)の生殖毒性
  • 経口曝露について
    • プラスチック容器による飲食物への汚染
      • ビスフェノールA(BPA)
      • ノニルフェノール
      • フタル酸エステル
      • スチレン・ダイマー・トリマー
  • 農薬問題について
    • 有機リン系農薬からネオニコチノイド系農薬へ
    • ネオニコチノイド系農薬の発達能への影響
    • 謎のミツバチ大量死
    • ネオニコチノイド系農薬は安全か
    • 生活にあふれるネオニコチノイド
  • 化学物質過敏症について
  • 超高精度分析計の開発で人体汚染の実態が明らかに
    • ガスクロマトグラフィー/質量分析計(GC-MS)
      • ng/g(ナノグラム)10憶分の1
      • Pg/g(ピコグラム)1兆分の1
      • fg/g(フェトグラム)1000兆分の1の超微量分析まで可能
  • 化学物質の閥値について
  • 逆U字形・低用量効果を発見
    • 米ミズリー大学 フレデリック・フォンサール博士 生殖毒性
  • 外因性内分泌錯乱化学物質(環境ホルモン)とは
    • 環境ホルモン 環境省 70物質指定(日本)
      • ダイオキシン
      • PCB
      • PBDE(ポリ臭化ジフニルエーテル)
      • DDT
      • BPA
      • ノニルフェノール
      • トブチルスズ など
  • 環境ホルモンの生体作用とヒトへの影響
    • 生殖系
      • 精子数の減少・生殖器の奇形・不妊
      • 精巣ガン・乳ガン・ホルモン由来の疾患
      • 性同一性障害など
    • 免疫系
      • アレルギー・自己免疫疾患・ガンの増加 など
    • 神経系
      • 多動性注意欠陥障碍児
      • IQの低下・精神遅滞
      • キレる・うつ・自殺・暴力 など
  • 生殖異常について
    • 尿道下裂
    • 停留精巣
    • 性同一性障害
  • 水酸化PCBと甲状腺ホルモン
    • 水酸化PCBの神経細胞への影響
  • 胎盤関間
    • 先天異常発現の危険率と胎齢の関係
      • window期・高感受期
  • 化学物質の胎児への影響・・・・(過去の教訓)
    • 水俣病    1956年 メチル水銀汚染 胎児性水俣病
    • カネミ油症  1968年 PCB・PCDF汚染 「黒い赤ちゃん」
    • サリドマイド 1961年 サリドマイド薬害事件 「アザラシ肢」
    • DES    1940年 合成ホルモン 膣ガン・子宮奇形・停留精巣
  • 胎児の発達と化学物質の影響
  • ヒトの有機塩素系化学物質への曝露状況
    • 胎児は数多くの環境科学物質にさらされている
    • 複合汚染
    • 蓄積性
    • 母親の年齢と胎児に移行するPCB濃度との関係
    • 妊娠中にタバコを吸うと・・・・
    • 胎児アルコール症候群について
  • DoHa説について
    • 生活習慣病胎児期発症説
    • 胎児プログラミング
    • 胎児期に受けた影響(環境化学物質・薬物・ステロイドDES・ステロイド・ストレスなど)が成人後の生活習慣病などの疾患の原因になることがある。
    • 晩発影響
    • エピジェネティック変異(DNAのメチル化)
    • 受精児に低栄養は持続性エピジェネティック変異を起こす・・オランダ冬の飢餓事件(Dutch winter famine 1944.11~1945.4)
    • 低栄養児のその後
  • 各国の低出生体重児の割合
    • 低体重と関連する疾患
  • エコチル調査について  10万人対象 16年間 追跡調査
  • 環境化学物質から私たちを守るために何ができるか
    • 対策
      • ①まず入れないこと
      • ②体内の有害物質を出すこと
        • 肝臓の解毒能を高める(血液浄化)
        • 細胞浄化
        • 腸肝循環を断つ
  • 食品の選択と調理で環境化学物質を減らす
    • 調理(魚)による低減
    • 食材における化学物質を摂取しない方法
    • 体内に入った化学物質は出す
      • 食物繊維
      • イオン交換樹脂
      • コレスチミド(高脂血症)
      • 葉緑素(クロロフィル)
      • 油脂(スクワラン)
      • 活性炭
  • 予防医学の対応レベル
    • 予防の3段階(個人の努力)
      • 第一次予防 → 健康増進
      • 第二次予防 → 早期発見・早期治療
      • 第三次予防 → 再発防止・リハビリテーション
      • 環境改善による予防(社会・自治体・国が対応)

これから大切なのは

0次予防 → 環境改善型予防医学

  • 未来世代のために